
| 今回はせっかく会えたのに 残念ながら、デートの前日から生理がきた。 普段ならデートの初日は必ず ダーリンを野獣から人間に生還させるのが 私の役目(笑 どいうわけか、会えてすぐに 必ずベッドに誘うダーリン。 でも今回の目的はデートではなく 櫻子の休養が第一だったせいか、 めずらしくダーリンは私を誘わない。 それから早くも10日が経過・・・ この所、ダーリンの仕事がハードだったせいもあるかもしれない。 そんな中やっとの休日・・・ のんびり遅く起き、 二人まったりと古い音楽を聴いていた。 その歌を聴いていた当時のエピソードなどを話たり 一緒に歌ったりして 久しぶり緩やかな空気を感じる中 ダーリンのひざに座りもたれかかって ただ、ぼ〜っと音楽に聴き入っていた。 ダーリンは体を揺らし リズムをとりながら小声で歌っていた。 楽しそうなダーリンを見上げていたら、 私の視線に気づき、ダーリンが歌いながら私を見つめる。 優しく熱い眼差しにダーリンの甘い歌声・・・。 ・・・それはちょっと不思議な感覚だった。 もう1年半も付き合っているのに 数え切れない夜を過ごし 何度も何度も体を重ねているのに それなのに ダーリンの視線にこんなにドキドキしてる・・・。 今私どんな顔してるんだろう? 多分赤面して、しまりのない表情してるかも・・・。 どこか恥ずかしくなって目をそらし 顔を隠すようにダーリンに抱きついた。 「どうしたの?」 「なんか急に照れちゃった(笑」 そんな私の様子に「かわいいなぁ〜」と、 ぐっと強く抱きしめてくれた。 ダーリンの胸のあたりから 甘いラブソングが小さな振動となって響き 心地よさを感じる。 時々こっそり見上げると やっぱり私を見つめ微笑みながら歌っているダーリンがいる。 そしてやっぱりその熱い視線に耐え切れず 照れながらダーリンの胸に顔を埋める私。 そんなやり取りを何度もしているうちに スキって感情がいっぱいになっていた。 赤面したままダーリンの胸の中で小さく囁く・・・ 「大好きだよ・・・」 そして今度は目をそらす事なく ただずっと見つめ合っていた。 ダーリンが体をぐっと屈め 優しいキスをしてくれた。 感情が高ぶり私の心はダーリンを求め熱くなる。 私からもキスをしようと そっと体を起こし、 手を床に着いたその瞬間!! ・・・ポチッ! 「ん?櫻子テレビみるの?」 「へ?」 OH NO〜!!! どうやらテレビのリモコンを 手で踏んづけてしまったぁ〜!! 振り向いてテレビの方を見ると、 ぼんやり画面が浮き出てきて格闘技がやっていた。 「・・おっ!プライドだ♪」 だあぁぁぁ〜!あたしの馬鹿! よりによってPRIDEがやってるなんて〜! そう!ダーリンは格闘技好き!! この瞬間から私に向けられていたはずの 熱い眼差しはテレビへ移動(笑 ・・・ちっ。 |